飲食店不正防止管理のために必要なツールのメリット・デメリット
この章では、飲食店のヒト・モノ・カネを管理する上で、
ツールの必要度と、メリット・デメリットについてまとめます。
POSシステム
必要度★★★★★
メリット:管理に必要なツールとして最も重要。
※但し食券販売機をメインに使用する業態・店舗では不要。
デメリット:導入費用やランニングコストがかかる。
自店舗の業態や必要な機能を把握し、最適なものを導入することが重要。
監視カメラ
必要度★★★★
メリット:カメラの存在が不正抑止する効果を生みます。
音声も共に録音される場合、お客様からのクレーム対応にも役立ちます。
デメリット:導入費用やランニングコストがかかる。
(効果的な利用にはランニングコストのかかるプランが必要。)
自動釣銭機
必要度★★★
メリット:釣銭金不一致のリスクと、現金の不正をほぼ回避できる。
デメリット:機械の不具合に対する対応が時間を要する。
ランチ時などの個別会計に時間がかかる。
会計・レジ締めオペレーションに慣れるまでの時間を要する。
発注システム
(例:インフォマートなど)必要度★★★★
メリット:発注・管理業務をデジタル化し、時短、管理、データ分析などが容易になる。
また、数字を管理することにより、不正な使用が推測できる。
デメリット:導入コストが必要。
各業者とのコミュニケーションや、管理などを行う部門が社内に必要。
勤怠管理システム
必要度★★★★★
メリット:シフト管理を含む、人件費コントロールに役立つ。
特に36協定や、月60時間以上の残業をさせないために必要不可欠。
デメリット:導入・ランニングコストが必要だが、必須の必要経費。
※勤怠管理システムはPOS内蔵の物があったり、従業員のスマホから打刻出来たりと多岐に渡りますが、
一番重要なのは、不正を行わせずに、時間を正確に管理することです。
そのためにはシステムだけでなく、オペレーションも重要な要素になってきます。
自社・店舗の特徴、必要な機能と連携するシステムを鑑みて、最適なものを導入するようにしましょう。
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