飲食店での値引きは、裏付け出来るシステムを利用し、オペレーションする

抑止力のあるオペレーション

飲食店での値引って、どういったシチュエーションで使用しますか?

えば店舗で行う値引で、集客のために告知した内容があるとします。

実際、そういった値引は効果が高く、
よく利用される物ではありますが、
その場合、値引を行う方法はどちらでしょう?

・告知した内容を、POSシステムに反映させてある
・会計時レジで値引を行う
恐らく費用対効果を計る為にも、
オーダー時に値引済みのアイテムを選択できる、
(システムでカウントできる)前者が多いと思います。
全ての人に行わない、例えば抽選で当たった方のみ
という値引の場合は、後者であることが多いかもしれません。
値引が、裏付けられるオペレーションやシステムなら、
レジでの値引も良いと思います。
ですが不正を防止する観点から言えば、
極力、レジでの値引はやめましょう

値引の回数や金額が、裏付け出来るシステムを利用し、オペレーションを行う

前の勤務先でのことです。
LINEでの販促内容の中に、お友達を増やすために、
【抽選で〇〇円が当たる!】
というキャンペーンを定期的に行っていました。

お客様がLINEアプリ上の当選した画面内の使用ボタンを押して、
使用済みの表示がされている画面を見せてもらうことにより、
POSで会計時に値引を行うという手法でした。
一見、整ったオペレーションであるかのように映るのですが、
実は、このLINEの販促画面表示が分かりづらく、
抽選前に、あたかも〇〇円が当たったように錯覚するもので、
本当はその後に進むことで抽選が行われる。という内容でした。
ですので、当たったと思われたお客様の、
提示された画面が抽選前・・・
という事がレジ前でよく起こりました。
それをよく知らなかったスタッフが、
当たったと言われて値引会計すること多数
でもその画面が実は抽選前だったことに気付いた報告を受けた際に、
「POS上の値引回数と、LINEの当選回数に相違がある」
と責任者だった自分に、本社から指摘が来るな。
と始末書覚悟をしていたのですが、結局指摘がありませんでした
スタッフが担当した抽選がたまたま全て当たっていたのか、
(抽選前の画面を見ていたので、恐らく違う)
本社がカウントしていなかったかのどちらかなのですが、
後者であれば、本社はカウントしていない。
ということが、現場にバレたことになります。
したがって、〇〇円引きLINE値引が、
レシート不要の会計が発生した時に、悪用される可能性があるという事です。
販売促進を行うときには、
その販促を利用した、不正を予想しての仕組み作りが必須です。
この場合でいえば、担当部署は恐らくLINEの販促結果の、
お客様利用回数だけ見ているのであろうと考えられます。
各店舗ごとに、お客様利用回数と店舗値引使用回数のすり合わせの確認を、
月単位で行うなどの担当部署のチェックは必須ということです。
余談ですが、抽選に当たったけど、今日は使いたくない。
と、当たりをストックしている人がいれば、
LINE当たり回数の合計が、POSの使用回数履歴を下回る可能性はあります。
が、下回っている分には不正の可能性がないので問題ないですね。

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