不正防止管理術:POSでの【メニュー取消】はなぜ起こるのか?

不正防止管理術

POSでのメニュー取消という行為はなぜ起こるのか?

POSで行えるアイテム取消は、POSによっては
なぜかマイナス伝票が印字されない仕様になっています。

会計時に行われるアクションであるため、何かしらの理由で(※)
アイテムの削減を行い会計をする。という流れがあるからなのでしょうか。

※何かしらの理由・・・

・オーダーしたが提供されなかった
・品質に不満があった
・提供数に違いがあった
・内容に違いがあった

経験したことのある内容は上記です。
まだ、業態や店舗の特色により、様々な理由が有るでしょう。

POSでアイテムの取消は、必要な機能ではあるのですが、
故に、不正に使用される可能性があります。

例えば・・・

お客様がレシートを不要とした際に、
アイテムを削除して差額金を着服するという手法。

シチュエーションの例としては、
ランチタイムに多いテーブル内での個別会計時に、
一人づつ金銭のやり取りをしながらも、
それぞれにレシートを渡さないことが、時折あります。

こうした時に、最後に一括で会計を処理する前に、
アイテムを取消すれば差額を浮かせることが可能になります。

他にも色々なシチュエーション例が挙げられますが、
共通しているのは、

現金会計であり、
レシートを不要としている場合となります。

の項目は、幸い(というか当たり前)にも、
POSメニュー取消件数】という項目で、一日の終わりに記録されます。

したがって、不正防止管理方法としては、
この記録されたジャーナルから該当伝票を検索し確認する事をお勧め致します。

もし、上記の例の様な不正が行われていたとしたら、立ちどころに判明すると思います。

ちなみに毎日でなくても、週や日付単位、または月で、
検索する期間の設定が出来るような仕様になっている
ことが殆どであると思いますので、自社の都合に合わせて、
定期的に確認作業をすることをお勧め致します。

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